ジャパントラックショー2022に行ってきました

5/12~5/14の3日間、パシフィコ横浜にて

ジャパントラックショー2022が開催されました。

 

トラックショーなるものは今年初めて知ったのですが、

どうやら隔年で開催していたようです。

 

ただしおととしはコロナウイルスの影響で中止、

今年は4年ぶりの開催とのことです。

 

たまたまネットの記事で発見し、面白そうだったので行ってみました。

 

写真はないのですが、気になったトピックをいくつか紹介します。

 

UDトラックス株式会社

やはり目玉はアクティブステアリングでしょうか。

トラックのスピードに応じてステアリングの重さを調整してくれる機能です。

ゆっくりの時はステアリングを軽く、高速走行時は重くして安定した走りをしてくれます。

 

また道路の轍など凹凸によってハンドルを取られないように微調整もしてくれるそうです。

以前轍におびえながらバスを運転した身からすると大変ありがたい機能ですね。

 

今回試乗もできるということだったのですが、どうやら事前予約が必要だったようで、アクティブステアリング体験できず…

 

UDはESCOTも評判が良いですし、今後に期待できそうです。

 

 

・EVトラック

EV化の波はついに乗用車のみならずトラックにも波及してきました。

今回はEVトラックの展示も多かったように思います。

 

eCanterやELFのほか、ディーゼル車をEVへ改造したFORWARDも展示されてましたね。

 

ただ私自身はトラックのEV化にはやや不安を感じています。

それは走行距離に見合った容量のバッテリーを積めるのかという問題。

 

配送をしている小型トラックなんかだとそこまで気にならないかもしれませんが、

拠点間輸送となると1日数百キロ走ることもザラですので、航続距離が足りないかなという印象です。

 

でかいバッテリーを積んでしまうと重たくなって積載量にも影響しますし、

足回りの架艤装にも影響してきます。

 

小型で軽量、大容量なバッテリーが積めるようになるのと、あとは充電設備の拡充、改良が求められるような気がしています。

 

 

・株式会社EVモーターズ・ジャパン

上のEVに関連しますが、気になる車両を展示していたので紹介します。

 

今回展示していたのが、トライクとGVW6トンe物流車。

 

気になったのがe物流車のほう

トップドアでまるでバスのような外観です。

運転室と荷室はウォークスルー構造になっていて、

さらに荷室の床はかなり低床化されています。

 

地面から荷台への乗り降りはたびたび転倒などで労災が発生している部分でして、

最近では乗り降り用のはしごや階段も発売されていますが、

これならはしごや階段を使わずとも容易に乗り降りができます。

 

少々寸法はでかいような気がしますが、

いずれはクイックデリバリーのような使い方をされるのではないかと思ったり…

 

ちなみに荷台部分に座席を設置することでバスとしても運行できるようです。

個人的にちょっと気になる…というかほしい1台だったり。

 

 

ワイ・エンジニアリング株式会社

屋外でエコニックローキャブモデルの展示をしていました。

この車両、バスのようにフロントオーバーハングが長いんですね。

 

キャブの高さが抑えられているのではしご車や空港の荷役に使えそうです。

ちなみにキャブのドアは折戸の設定もあるようで、これもう完全にバスじゃん…

 

 

・株式会社ボゴ

こちらも屋外展示から。

韓国製の海上コンテナトレーラを展示していました。

 

ボゴ社の売りは短納期と低価格。

納期はなんと最短3か月とのこと。

 

国内他社にも中国製など短納期、低価格のモデルはありますが、

3か月だと他社と比べても全然早いんじゃないかなあ。

 

ウイングや平トレーラとなると話は別ですが、

海上コンテナだと品質面でも機能面でもあまり差がないので、

「とにかく納車が早くて安いメーカー」の製品を買うお客さんもいます。

 

そういう意味では刺客的ポジションになるのではないかなと思っています。

 

さらに低床トレーラやポールトレーラなど国内他社があまり作らないような車種も作れるようなので、こちらも今後に期待したいと思います。

 

 

以上、気になったトピックの紹介でした。

ここ最近のトラック業界は変化が目まぐるしいので、時々こういう展示会に足を運んでみると新たな発見があって面白いものです。

 

また似たようなイベントがあればぜひ参加してみたいと思います。